全国にマニアが多い「酷道」
私もその一人ですがw。
お国の管轄でありながら
なんでこんな道やねん?
ひっでぇーな~、なんて言いながら
実は好きな人が多い。
そんな酷道マニアも絶賛の
R477を愛機のクロモリロードバイクで
レポートする。
今回は、
東側である大原からアプローチ。
この辺りは道幅も広く、
路面も悪くない。
後に高野川になるので
高野川の源流だろうか、
緩やかな登り坂を
マイナスイオンを感じながら
川沿いに登っていく。
途中には養魚場もあり、
鱒釣りやBBQが楽しめるようだ。
BBQの香りを一杯吸い込んで、
更に奥地へペダルを回す。
この辺りから
少しづつ傾斜がキツくなってくる。
ここで頑張りすぎると
後半ツラくなるので
軽いギアを一定ペースで
回すことをおススメする。
左側に川の気配を
感じなくなって来るころから
急に道幅が狭くなり、
路面もそれなりに荒れてくる。
筆者はこのR477を
過去2回ほど走破しているが、
この辺りは年中工事しており、
片側通行になっている印象がある。
またところどころ、
路肩から水が染み出してきている。
この辺りから、
路面ガタガタ、
亀裂一杯、
陥没、
急こう配、
つづら折れなど
木々も鬱蒼とし
晴天時でも薄暗く、
いよいよ酷道感が増してくる。
路肩も狭く、
車同士であれば対向車と出くわすと
離合も気を使うだろう。
自分が車だったら
対向車とは会いたくないなぁ。
傾斜も増し、じわじわと脚に来だす。
しかし、
ここで引き返す訳にはいかない。
さっき、工事現場の交通整理の
ガードマンのおっちゃんに
会釈した手前、
こんなところで折り返せば
「なんだ、もう戻ってきたのかょ」
なーんて思われ兼ねない。
あのおっちゃんには
二度と会うまいと
ペダルにチカラを込めて
ヘイコラ登る。
しばらく行くと、
道幅広く明るい場所に出る。
坂はまだまだ続き、
先につづら折れも見えたりと
心が折れそうになる。
登りで追い越していく車の
エンジン音も「ブオオオーン」と
車も割と頑張るくらいの
激坂なんだな、と改めて感じる。
そりゃ貧脚人力ではしんどいハズやわ。
必至のパッチで登っていくと、
ようやく一つ目の目的地
「前ヶ畑峠」に到着。
道から外れ、山に分け入ると、
イノシシ捕獲用の檻があったり、
ようやく人の気配を少し感じる。
峠を下るスグに百井の集落に到着。
自動販売機でもあれば
缶コーヒーで一服、
といきたいところだが
パっと見、自販機も見当たらない。
記念撮影だけ済ませ、
そそくさと離脱。
続いて、
鞍馬方面「百井別れ」を目指す。
途中、
百井青少年村などあり
親子でハイキングされてる方が
多いので走行には注意。
ここから百井地蔵堂までは
緩急のある登り。
道幅も狭くなり、再びの酷道感が。
百井地蔵堂からは
百井別れまで急こう配の下り坂。
数年前までは、
ココがまぁ~ナンとも酷い道で
ブレーキを握る手がシビるくらいの
ガタガタ道。
ちょっと気を抜くと
前輪吹っ飛ばされて落車の
危険性もあるような道。
ところが近年、
路面改修により超・滑らかな路面に
大変身。
滑らかな路面画像はこちら↓
ただし、
こう配は従来のままなので
走行には十分注意のこと。
ここを過ぎると
スグに百井別れに到着。
時間(と体力)があれば
花脊方面に行きたいところだが
時間切れ(体力切れ)の為、
バキューンと下って鞍馬・貴船口へ。
百井地蔵堂以西の、
ある意味で
一番強烈だったところの
路面改修により
若干酷道感が薄れたが、
急こう配のつづら折れなど
車でイン側を走ると
内輪がスリップするほどの
充分な酷道っぷり。
私のような
貧脚ロードバイク乗りにとっては
走り応え充分な道のりでした。
おわり